『グーグーだって猫である』 映画 感想とレビュー いのちについて教えられること

小泉今日子/細野晴臣
「グッド グッド good good」



先日、アラブ首長国連邦での友人のお兄さんが亡くなられました。
医療ミスにより一年以上植物人間の状態だったそうです。
まだまだ未来ある若者の死に私も動揺を隠せません。
他にも私の世界が広くなったからかどうかわかりませんが、生と死について考えさせられることが多くなりました。

今回は生と死について多く共感をもてた感動の映画『グーグーだって猫である』を紹介します。
もともとは大島弓子さんという有名漫画家の漫画です。
私が見たのはこの間放送されていた映画版です。
小泉今日子演じる小島麻子という女性漫画家が主人公。上野樹里演じるナオミ、加瀬亮演じる沢村青自、その他森三中など個性なキャラクターがわんさか出てくるコメディー映画。

正直なことを言いますとね、私上野樹里さんが好きなんですよ。彼女ってとっても魅力的ではないですか。個性的で感情、表現豊か、それでいてどこか利口で器用。彼女は歌も歌うし演技もするし芸術もするとなんでもあり。特にのだめは最高でしたね。まさしくのだめそのものでした。ただ江はどうかといわれるとちょっとむむむという感じ。それは仕方ない、大河はまだ早すぎたのかもしれません。霧が無いのでこのくらいでやめます。

この映画何が面白いって、撮影場所が家の近所なのですよ。めちゃくちゃ地元ネタ満載ですよ。梅津和夫とかちょこちょこでてきて「グワシ」って消えてったり。とにかく私にとっては地元でもありファンでもありでとても親近感が湧く特別な映画なのです。
それにしても森三中が面白い。小島麻子のアシスタント役として出てくるのですがこの三人の会話がとても面白い。さらにのだめをもっとひどくしたような上野樹里が絡んできてとんでもないことに。

映画は小島麻子の飼い猫の死から始まります。これで仕事が手に付かなくなった小島麻子は、しばらく作品を作ることが出来なくなります。
だけれどもどうしても猫を忘れられない彼女は新しくアメリカンショートヘアのグーグーという猫を飼います。ここから彼女の復活へと一旦話が明るくなります。ただその後の台詞にもあるように、どうしても死の概念から抜け出せない。あるいは死の影を自身の作品の中で追い続けていたのです。
ある日突然倒れる小島麻子。なんと子宮頸癌だったことがわかります。難しい手術ゆえにみなが絶望の淵に立たされます。そしていよいよ手術、何とか手術は成功。しかし薬の副作用もありしばらくは相当な欝状態に陥ってしまいます。
そんななか夢で見たものは死神。その死神があなたが今最も会いたい人を呼んできていますといって紹介された先には、若くしてなくなった愛猫のサバが人間になって夜の薄暗いカフェでポツンと。
サバとの会話によって次第に生気を取り戻していく小島麻子。またナオミと沢村青自の恋の行方も気になります。一見上手くいっていたかのように思えた二人。しかし沢村は女子高校生との浮気をしてそれをたまたまナオミは発見してしまいます。
最後には回復する小島と共に、ナオミもまた沢村から離れ一人で旅に出ます。

人間の生と死のイメージを両立させて描かれた至極の映画です。そのイメージとさらに両立しているのが小さな笑い。
人生はこんなにも暗く苦しいものだけれども、小さな幸せがあるじゃないか。
また、闇の中からの回復、昇華といった美しい人間の生をこれでもかというまでに私たちの心に伝えてくれます。それはグーグー然りサバ然り小島麻子でもあるわけです。
とても大切な人と見ることをお勧めします

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