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あこがれのヴェネチアン・グラス 展 感想とレビュー 美しいガラスの世界に魅了される

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先達てワシントンナショナルギャラリーに行った際に、国立新美術館の目と鼻の先にあるサントリー美術館のあこがれのヴェネチナングラスにも行ってきました。
内容は、軽やかで繊細優美なヴェネチアン・グラスの展示です。ヴェネチアン・グラスは1450年頃に開発された無色透明ガラス「クリスタッロ」の誕生と、都市経済の繁栄を背景に、大輪の花を咲かせました。今回の展示はそれを歴史と様々な技法の変化などとともに楽しめるものです。

実はヴェネチアグラス、秘密保持、あるいは火災の拡大防止のため、ムラーノ島に限って行なわれていたものなんですね。私も10年ほど前にヴェニスに行ったときは大変驚きましたね。何故水の都と呼ばれているのか、よくわかりました。向こうには車がないんです。電車もない。じゃあ何を持って移動するか、水上ボートです。水上タクシーやら水上パトカーやらが町の川を縦横無尽に行き交っているわけです。
それとそういうぐちゃぐちゃしたつくりをしたものだから町では行き止まりなども少なくない。本当に迷路のような町なのです。自分たちの泊まったホテルに1、2時間たどり着けなかった時もありました。

してヴェネチアングラス、今も製作はムラーノ島で行われています。このムラーノ島ヴェニスの町から少し離れてぽつんと存在しているわけです。そこには例の水上タクシーで何分か。
今はどうか知りませんが、10年前はこういった虹色のグラスが流行っていました。ちなみにこれは父がその場で買ったものです。これでも日本円で20万くらいするんですね。今になって考えてみればびっくり。
これは職人さんが一つ一つつくるものなのでまったく同じものはないんです。同じ形はあっても色合いや模様が違う。ヴェネチアングラスの売り場はこの上なく美しかったのを今でもはっきりと覚えています。


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この展示会では南蛮船の渡来によって日本にもたらされたグラスが、和ガラスの誕生にも少なからず影響を与えたと考えられて、その作品も取り扱われています。また歴史的に重要な作品だけでなく、現代の作家の作品もかなりの数が出展されていました。
中にはこんなユニークな作品も、これはパズルグラスやジョークグラスと言われます。これグラスの縁に直接口をあてて飲もうとすると、鹿方細工に邪魔されて飲めないんです。ではどうやって飲むのか、台座の付け根の小さな孔を指でふさぐと、サイフォンの原理が働いて、鹿の口から飲めると言う仕掛けなんだそうです。当時の人々の茶目っ気が伝わってきますね。

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よく地震が続く中壊れやすいものの展示に踏み切ったなと思いますが、その分サントリー美術館の本気も伺えます。暑い日々が続きますからヴェネチアングラスの静かな美しさに癒されて涼しくすごすのもよいかもしれません。

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