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スタンド・バイ・ミー  名画鑑賞 感想とレビュー 少年時代の友情とは



さて今日も映画を観ちゃいました。
私にとって読書も映画鑑賞も美術鑑賞も音楽鑑賞もみな同じ行為。作文も絵を描くことも歌を歌うこともみな同じ行為だと考えています。で、今回はスタンド・バイ・ミー。
有名ですよね。でも観たことがなかったのでみましたよ。
1986年製作で、85分と映画にしては短めです。その分無駄がなく、ずっと緊張というかはらはらしていました。
映画は少年の物語。いまや人気作家となったゴーディーが、旧友のクリスの死を知って1959年の過去を回想するという映画です。

主人公のゴーディーは、人望溢れすばらしい野球選手だった兄の死を受け、内気な性格になっていました。というのも、兄にばかり期待をいていた両親がその兄の死を受け入れられず兄の影をずっと追っているようで、ゴーディーには今まで異常に殆ど無関心。
ゴーディーの親友クリスは、家柄が悪いながらも少年たちをまとめるリーダーの存在をなす子で、この子自体はとてもやんちゃですが頭もよく切れのある子です。
テディは戦争によって精神を病んでしまった父を持つ子で、兵士を夢見、また父をこよなく愛しています。ところが父親譲りか、感情は激しく、激情家のタイプ。ほかの少年によく喧嘩をふっかけ、その異常さは彼の後の不運を予感させます。
最後はバーン。こんなキャラクラスに一人入るよという感じの、グズでノロマのぽっちゃり系。結局この子が最も平々凡々であり私たちに近い存在かも知れません。

ある日バーンが自分の家のしたで地図を誤って捨てられてしまったために在りかがわからなくなってしまった貯金箱を探していると、上で年上の悪童たちが線路の近くで死体をみたという話をしています。ところがその悪童たちは車を盗んだときに見つけたので警察に通報できないでいるとのこと。
この話を少年たちが集まっている秘密基地に持っていくとよし死体探しのたびに出よう、となるわけです。
さて、悪童たちは車があるからいいものの、死体があったという場所は少年たちの住む町、オレゴン州、キャッスルロックから20マイル(約30キロ)はなれた場所。少年たちは線路の上をずっと歩いて行きます。
途中で川まで30メートルはあるという高く、柵もない橋を渡る場面で、真ん中ほどに差し掛かった時分に運悪機関車が迫ってきます。この場面はこちらまで緊張してしまいましたよ。どうやって撮ったかわかりませんが本当に引かれかかっているように見えました。
他にも沼を通ったときに全身ヒルだらけになり、下着の中までヒルが引っ付いていた場面には私も驚愕のあまり失神しそうに。
そんな大冒険をしてやっとたどり着いたときに、ちょうど悪童のエースというクリスの兄が子分の死体についての話を聞き車で駆けつけます。
さて死体を発見すれば新聞にものるしテレビにも出られると両者譲らずエースは終にナイフを取り出し少年たちに襲い掛かってきます。少年たちの運命やいかに。この後は皆さんがごらんになっていただいたほうがいいと思います。

単なる12歳の少年の冒険の回想かとおもえど、さにあらず。しかし、12歳の少年たちが普通に映画のなかでタバコ吸っているのですよ。これどう撮ったのだろう。それはともかく、私はこのような少年時代を送らなかったので少し興味やあこがれも湧きました。テディの言葉ですが、少年時代は二度と戻らないといっています。確かに、私たちがどんなに過去に戻りたいと願ったところでそうすることはできません。激しいノスタルジーを感じました。
それから私が感じたのは、少年が苦難を乗り越えて友情を深め成長してゆくという過程の他に重要なメッセージが隠されているのではということです。というのも、ゴーディの親は兄に偏りすぎていたために親子としての関係が成り立っていない。ここからゴーディの性格にも影響が及び、ものを書くのが好きだったのに書かなくなってしまいます。そんなゴーディに才能をつぶしてしまう親ならば、俺が親になってやりたいというクリス。
家柄がわるくきっとろくな親でない親をもったクリスの言葉は私たちの胸にも深く響きます。しかし、クリスも実は悲しい体験をしているのです。給食代を盗んだという容疑。確かに彼は給食代を盗みました。しかし、その後教師にきちんと返しているのです。ところがその教師が、悪徳感情から時分のスカート代にしてしまう。当然周囲は教師の言うことは信じるし、悪がきのクリスなどあいてにしないのですからクリスは泣き寝入り。
ここから、親と子の問題。教師の問題。特に大人のあり方へ対する痛烈な批判が感じられました。今でも大人は悪い人間ばかり。私も子供があいてならと高を括って自分の有利にするとうことはあり得る事です。やんちゃな少年は実はそのほうが純粋で善に近く、大人こそが悪ではないか、そんな問いかけが聞こえてきたように感じました。

余談、悪童のエースはなんと24でおなじみジャックバウアー役のキーファー・サザーランドの若かりしころ。

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