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ジャッキー映画 『笑拳』 鑑賞メモ 感想とレビュー

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 ジャッキーのカンフー映画が好きなのだが、いまひとつ、どれがどのような作品なのか、自分の中で整理がついていないし、かいつまんでみてしかいないので、ここらへんできちんと鑑賞しておこうと思った、レンタルしはじめた。
 ありがたいことに、このDVDには、他のジャッキーの映画の紹介もあった。そこでは前回に観た『天中拳』の紹介もあり、あの作品とこの作品が全体のなかでどのような位置づけにあるのかわかってきた。この『笑拳』は、ジャッキー初監督作品であり、ジャッキーのカンフー映画の根幹をなすものである。ジャッキーの映画は大別して二つにわけられると感じた。
1つは、この『笑拳』や『天中拳』のように、喜劇的な作品である。これらはもっぱらジャッキーのユーモラスな部分が遺憾なく発揮されている。では、ジャッキーはただおもしろさを追求するだけの人なのかというと、そうではない。ジャッキーの中には二人のジャッキーがいて、おもしろさを追求する一方、かなり深刻な面、シリアスな面をも持っている。『笑拳』は、途中まで喜劇的な作品であったが、おじいさんが殺されてしまうあたりから作風ががらっとかわった。
 ジャッキー映画で殺されるのは、基本的には適役ばかりであり、敵に殺される人々もジャッキーとは直接は関係のない人が多いように感じられる。よく、冒頭で殺されている人たちが描写されるが、彼等はジャッキーとは遠く離れた人物たちであるし、私達観客も、まだそれらの人物に対して感情移入できていないから、さほどその死というのは哀しいものにはならない。ところが、このおじいさんは違う。ジャッキー演じる男の祖父という設定でもあるし、カンフーの達人でもある。よきおじいさんである陳が殺されてしまう場面は、流石につらいものがあった。

 この映画はジャッキーの初監督作品だそうであるが、ここにすでに、山田洋二的な、古典的な枠組みを使用しようとした試みが垣間見られる。敵が登場する。自分の身内や仲間が殺される。復讐を誓う。(ここで実際に復讐を試みてもいい。その場合は力の圧倒的な差を見せつけられることによって、大きな絶望感を味わう)。よく師が見つかる。修行をする。敵を倒す。このような簡単なパターンに分けて考えることができる。
 大同小異この敵に負ける、修行をする、敵を倒す、のパターンを彼の映画はずっと使用することになる。

 こうしたアクション映画というのは、評論しづらい。戦闘についてなんやかやと言えるような知識もないし、私は娯楽映画としてしかこの映画を観ていないし、観られないからである。カンフーに対して何らかの知識があれば、あれはこうで、といった解説も可能かもしれないが、私は文藝批評家なので、この程度のことしかいえない。
 ただ、純粋な疑問として思うのは、ジャッキーは映画での演技を差し引いたとしても、相当の武術の達人なのではないか?ということだ。本当にジャッキーが肉弾戦をしたら、現実世界でも相当強いのではないかと思わせられてしまう。もちろん今となってはもう寄る年波に勝てないとは思うが。
 現実世界では、カンフー映画のように、達人の老人が出てくるわけではない。本当に達人だったとしても、やはり肉体は衰えるもので、映画のようにはいかないだろう。

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