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最近感じたこと、考えたこと 大学という場、叱る、教師

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 先日ある先生の授業を聞いていてなるほどと思ったこと。国語学の先生のお話なのですが、自分の結婚式をしてみて気が付いたことがあったというのです。御出席・御欠席の部分、通常は「御」を消して、上に「よろこんで」下に「させて頂きます」と書くのが社会一般の礼儀になっております。とりあえず社会一般の礼儀とはなんぞやという本質的な質問はさておいて。そうして、その先生の結婚式のお手紙に、社会に出た人間はみんなそうして返してきたそうです。小学校の友人、中学、高校の友人と、その後社会に出た友人はそうしたマナーをきちんと知っていたということです。ところが、自分の同僚である大学教員だけただ単に〇をして返してきたそうです。つまり、大学の職員、教員というのは社会に出たことがないので、そのようなことを知らないのです。また、それを指導してくれる人も居ません。
 「大学教員だけまるっきり社会のことを知らないし、しかも上にそういう人を指導してくれるような人間がいないからそうなるんだ」というような意味の内容をその先生は授業で述べていました。大学の教授は確かにある学問においては極めて専門的な知識を有しているかもしれません。ですが、そうした社会的なマナー等に関しては、社会人に劣る部分も多々あるということです。

 この話を聞いていて思ったことがいくつかあります。一つ目は大学という場について。大学という場は、我が国の最高学府になっているわけで、そこで教えている先生はやはりとても偉いものに思われますし、そこで働いている職員も偉いものに思われます。しかし、果たして本当に偉いのでしょうか。そもそも偉いとはどういう意味なのかということも最近私はよくわからなくなってきているのですが、とりあえず偉い、偉くないというものがこの世に存在すると仮定しておいて、話を進めますと、大学の職員(教員や事務員)は本当に偉いのでしょうか。少なくともそうした社会的なマナーや常識に欠けているかもしれません。
 私はもう3年間大学に居ますが、多々理不尽な経験をしています。システマティックだなと感じることが多々ありましたし、また私は幸運にも社会的常識を欠いた先生には殆ど遭遇しませんでしたが、残念なことに中にはこの人はとても社会では通用しないような人間だなと思われる教員や職員が少しはいます。誤解していただいては困りますが、それをもって別に大学を批判しようというわけではありません。光栄にも私は勉強を熱心しているということで、奨学金を頂いた身であります。これから、学生を代表して率先して他の学生の鏡になるように、世間からの目もきちんと意識して行動しなくてはならないと、奨学金を出してくださる会の会長さんからご指導いただきました。精いっぱい頑張るつもりです。
 ただ、大学という最高の場において、その場にいる人間を叱る人はいないのです。大学に居る人間は叱るのは得意です。自分が立場上最高の場所にいるのですから、叱るのは得意です。だからこそ中には増長してしまう人もいるのではないかと私は思うのです。

 私はこんなことを経験したことがあります。ある先生は、生徒に6000円もする教科書を購入させ、その分厚い教科書をただ生徒に読ませるだけ。そして、試験ではやってもいないような難しい問題ばかり。殆どの生徒の評価はC。私はその先生にこれはおかしくないですかと言ったのですが、点で耳をかさず、今もそのような授業が展開されていると耳に挟んでおります。こんなのはまだいい方でしょう。
 他には大学の職員の問題。現在は履修や申請はすべて機械を通して行われます。それは人的ミスを出来る限り少なくしようというものだと思います。効率化したい気持ちはわかります。一万人以上の学生がいる学校です。それぞれの生徒に対応していたら、いくら職員と時間があっても足りません。しかし、そのシステムも人間のつくったもの。しかも我が大学のシステムは他の大学と比べてもかなりずさんなもののように感じられます。これは主観の域を出ませんが。それで、そのシステムの狭間では多くの生徒が授業を履修できなかったり、ガイダンスに出席できなかったために次年度まで待たなくてはならなくなったりということが生じているのです。これはおかしくないですかと、何度か学生部の窓口に言いに行きました。もう少し改善することはできるでしょうと。しかし、彼等のいうことはシステムだからということばかり。自分たちできちんとチェックして、やってくださいということだけなのです。彼等には自分を省みる力、反省する能力が欠けていると私は思います。これはもちろん自分にも言えることです。こんな偉そうなことを果たして本当にお前は書けるのか、もちろん書けません。しかし、反省ばかりしていたらいつまでも言えません。ここは私のようなものが言うのもおこがましいですが、どうかそれを忍んで、指摘させてください。
 
 人間という生き物は放っておけばすぐに増長します。それは仕方のないことだと思います。人間は弱いようで強く、強いようで弱いということが多々あります。どんなにしっかりした人でも叱る人が居なければ増長してしまいます。ですから、何事でも上に師を仰いで、叱られることが大切だなと思うわけです。私には尊敬できる先生がいるのですが、その先生、還暦を過ぎていますが謡いの稽古をしているようです。60の手習いってやつでしょうか。そしてその先生、学校じゃ教授にもかかわらず、お謡いの稽古ではその道の先生に結構こっぴどく叱られているとのこと。60にもなって人に叱られることってなかなかないことだと思いませんか。人間歳を取ればとるほど叱られなくなります。特に教員は叱られることがないので、増長しがちな職種です。
 又聞きした話ですから信憑性はありませんが、介護施設などに入って来る老人のなかで、一番嫌な職業をしていた人なにかというと、教師だというお話があります。何故かというと、叱られるのに慣れていなくて、叱るのに慣れているので、老人施設に入ってもそういうことになる。若い職員に文句を述べたりするのです。ですから、教師という職業、人の上にたち、人を叱る職業の人間こそ、私の尊敬する先生のように、他の分野でも構わないから叱られることが必要だなと思います。
 実際その先生はとても優しいですが、ダメなところはきちんと駄目という先生です。
 叱られるのは誰しも嫌なことです。ですが、だからこそ、普段叱る側の人間は叱られることをしておかなければならないと思います。度を越して叱る人が世の中にはいます。そういう人は自分が叱られ慣れていないからなのではないでしょうか。叱られるのが嫌だということが分かっている人は、叱るときは叱っても、叱り方に気を付けるはずです。
 これは何も叱る叱らないの問題だけではありません。もっと普遍的に考えることができると思います。最近私が懸念しているのは、ネットという匿名性の世界のなかでとにかく、誹謗中傷、攻撃が多いということ。何かを批判することは時には仕方のないことです。しかし、批判のしかたといってもやり方があるわけです。ただ、現在の状況を見ていると本当に酷いものばかり。スレッドだのなんたら掲示板だの、まとめサイトだのを見ると、本当にこれが大人の人間の言葉なのかと目を疑うような罵詈雑言の羅列。人間は攻撃性の極めて強い生き物です。でなければ、我々人類は現在のような生活はできないはずです。我々は文明という名を冠して暴力を正当化し、この地球上のありとあらゆる生き物を押しのけて来たのです。それを忘れてはいけないと思います。もちろん、こんなに話を大きくしても仕方のないことです。ならお前は文明を捨てるのかといわれれば、できないと答えずにはいられません。ですが、自分達が極めて攻撃的な生き物であると認識し、自分の行動を省みることはできると思うのです。
 自分を省みること、反省することは非常に難しいことです。私もできるだけ反省しようとは試みていますが、このように自分のブログというものを持って、多くの人間に自分の主張を聞いてもらいたいと思っているような、元がエゴの強い人間だけにそれを困難をきたします。ただ、それを抑えるのは、他の分野でもいいので、きちんと叱られることかなと最近感じました。

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お久しぶりです。大変興味深く拝見させて頂きました。

教師に限らず、年輩の方に対しても同じ様な事が言えますし、
年齢問わず、1つの事を一筋にして来られた方も、
一歩外に出れば、やはり”叱られ慣れていない”方と同様な言動をされるような気がします。
それはその人の人生経験のプライドなんでしょうね。

ネットの暴言については、
きっと社会的常識や適応能力の欠けた方が多いでしょうね。
そうでないなら、まずそういうサイトにアクセスすらしないと思います。

私も日本語が下手なので(笑)あまり偉そうな事も言えませんが、
石野さんの意見を読んでいると、
こういうしっかりした若者もちゃんといるんだなぁってホッとします^^
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