スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

号泣する準備はできていた 江國香織  感想とレビュー 女性の心理を見事に表現している

book20080317.jpg

現代女性作家ときたら江國香織さんははずせませんよね。私この夏自分一人で勝手に夏休み20冊読破キャンペーンというものをやっていてですね、まあ20冊くらい夏休みには読んでおこうかなって事なんですけど、そんなわけで今回は江國さんの代表作品で直木賞も受賞した「号泣する準備はできていた」をよみました。
私、本は夏目漱石先生から入ったものですから専ら古典を読んできました。だから女性作家ってあまり読まないんですね。ですが、女性だから書けること、女性の視点というのを今回は大変勉強させていただきました。
江國さんの小説ってこの上なく美しいのですね。なにが美しいって描写とかではないんです。文体がまるで詩のようなんです。無駄が一切ない。私のような偏屈人間が文章を書くとどうしても自分の知っていることや余分なことを書く。しかしそうしたものが彼女にはない。純粋な心を持っていないと書けない非常に高度で美しい、まさしく昇華された文章なわけです。
内容は12の短編、ショートショートですね。中篇の作品もこの夏読みました。これについては他の記事で書きます。
短編同士はなんお関係も無く、短編といってもかなり短い方ですから、ストーリーもとくに無い。
やはり小説というより詩の感覚なのですよね。内容もそこまで深くない、書いてあるもののメッセージ性もさしてない、ストーリーも特に大きなものは無い。しかし、そこには男女の性に対する極めて高尚な見識が垣間見れます。
物語の中には一般の男女の結婚生活や恋の話もあれば、嫁姑の関係もあり、また同性愛についても書かれています。まるで恋の詩を読んでいる感覚、世間に数多ある恋の形、愛の形、ここに我々も号泣する準備ができていたのかもしれません。




コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

幽玄

Author:幽玄

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
224位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
16位
アクセスランキングを見る>>
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。