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僕僕先生シリーズ 仁木英之  感想とレビュー 中国古典に裏づけされた世界観

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今回は僕僕先生について。今思えば懐かしいですが、私が僕僕先生と出会ったのは高校生の時でしたね。仲のよい、とっても明るくて楽しいお茶目な女性の国語の先生がいたのです。その先生になにか現代作家でおもしろいものはないかと尋ねたところ、僕僕先生というのを読んでごらんというわけです。
先ず僕僕先生とはなんだ?ということですね。此の話は古代中国の話なんです。だから僕僕というのは主人公の先生になる人物の名前なんですね。それで僕僕先生、一体なんだというと、なんと仙人だって言うんです。それで、あまりにも長いこと生きて姿を変えてきたから、自分が男だったのか女だったのかそれすらわからないって言うんです。普段はかわいい若い女性の姿でいて、主人公の弁は淡い恋心を抱いているのですがね、なかなか先生の方は相手にしてくれない。
シリーズもので、最初にして大傑作の
「僕僕先生」
「薄姫の恋」
「胡蝶の失くし物」
「さびしい女神」
「先生の隠しごと」

2011年9月現在ではこの五冊が出ています。私の感想としてはやはり第一作の僕僕先生が一番面白かったと思います。なんと言うか、新しいスタイルの小説への新鮮味があったのと、物語のスケールの大きさに引き込まれました。物語は一冊目から先生と旅に出て色々なものを知り、体験し、たまには活躍して問題を解決なんていうかんじなんですね。
二冊目、三冊目ではあまりに不思議な仲間が加わりますね。一人は皮だけの存在、もう一人は人間ではない殺し屋、この二人が加わり旅は続きます。ただ、この二冊では最初の僕僕先生にあった物語の大きさがあまり感じられなかったかなというところです。どちらかというとショートショートの感じ。そのぶん読みやすくなりスラスラと楽しめますがね。
ちょっともの足りないかなと思ったところで四冊目のさびしい女神ですよ。これは一冊目を超える面白さではないかなと個人としては感じているところ大であります。
なんと言ってもスケールが大きい。物語が右往左往の大位移動。主人公の弁は普段は先生に付きっ切りで、自分ではほとんど何もしない、というかただの人間ですからできない。しかし、ここ一番とばかりこの物語は弁の物語になっているんですね。というか先生が姿を消してしまうんですがね。
ともかく、旱魃の神の力の暴走を止めるために弁ははるか宇宙の彼方へ出向き、古の神々に会い、過去を経験し、そして感動のラストに至るわけです。
ただ、これだけ読んでももしかしたらおもしろくないかも知れません。やはりシリーズものなので、一冊目から読んできての感動ですからね。ただ、この中国冒険ロードノベルおもしろいですから、どうか手にとって読んでほしいですね。私や弁もそうですがやはり僕僕先生の虜になってしまうんですね。
変幻自在で、雲を掴むような先生の性格に引き寄せられていつの間にか中国を旅しているということになりますからお気をつけくださいね。はやく続編が読みたいです。

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