男が女を愛するとき WHEN A MAN LOVES A WOMAN 感想とレビュー 本当の愛とは

MICHAEL BOLTON 

監督イス・マンドーキ。主演メグ・ライアン、アンディ・ガルシア
映画より音楽のほうが有名になってしまいましたが、映画も観ておきたいところです。
テーマは本物の愛を勝ち取ること。全米で深刻な社会問題となっているアルコール中毒の増加を背景にした多重構想の映画です。なにか面白い恋の形やラブロマンスを描くのかなと思ったら大間違い。
はっきりいってかなり重い作品です。アルコール中毒になってしまった妻のメグ・ライアンをパイロットであり誠実な夫のアンディ・ガルシアが支えていくという話なのですが、これがどうしても上手くいかないのです。
誠実であるがゆえに一所懸命妻を支えようとする夫。家事もこなし、子育ても全部一人で抱え込み妻の苦労を軽減しようとします。しかし妻はそうして頑張ってくれる夫がどうしても自分を馬鹿にしたように思えて仕方がないと打ち明けるのです。頭ではわかっていてもそういう感情が何故か出てくる。
どうしてアルコール中毒になるのかその原因は未だよくわかっていないとか。原因が何にあるのかわからずに奮闘する夫婦はぼろぼろになります。
夫が出席した、アルコール中毒者を家族に持つ会合では、どうしても悲劇のヒーロー、ヒロインを演じて傷をなめあっているだけではないかと夫はなかなかなじめません。しかしこの会合、もちろん実際にもあるのでしょうから、アメリカのアルコール中毒の問題はかなり大きいものです。
なにより怖いのが家族に対する暴力です。刃物も恐ろしいし、拳だって十分に恐ろしい。しかもアメリカは銃社会ですから、なにかあったら本当にそれが終わりになってしまうのです。
お酒の力というものは本当に恐ろしいもので、人間を変えてしまうのです。自分だけ変わるのならまだしも回りの人間にまでその影響は及びますから、このような会合も出来るわけですね。
また禁断症状と戦うために施設に入る場面がありますが、これもその恐ろしさを際立たせています。
原因がわからなく誰でもなるとはいえ、普通の社会適合者もいるのですが、やはりその大半は人間的にすさんだ人です。所謂あらくれもののような人々が周りには沢山いるわけです。施設に入っているものとしてはみんな仲良く安心できる場所なのでしょうが、夫からみたら妻があらくれものたちと一緒に楽しそうにしているのですから心配でたまりません。もし嫉妬心の強い人間ならそれだけでおかしくなりそうです。
言葉で書くのは簡単ですが、本当の信頼を得て、愛につながるというのは感動的です。
ほとんどの人が本当の愛を勝ち得る前に挫折しますが、このような愛をこの先長い人生で勝ち得たいものです。

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