国際基督教大学和太鼓部2012年春公演 七転八倒  感想とレビュー 太鼓の音に心酔する

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『国際基督教大学和太鼓部2012年春公演 七転八倒東日本大震災における子どもたちの学習機会のために』に昨日行ってきました。というのもかのICUに私の友人がいて和太鼓をやっていて、きてくれというので是非行かむということでした。
もう一人文学士の友人と二人で行ったのですが、二人して唸ってしまいましたね。クラシック音楽などをよく聞くのですが、和太鼓は初体験ですからその調べに打ちのめされてしまったのです。
学生のサークルで一般1800円ですからかなり取るほうです。それだけ自身があるのだろうかと高を括って行ったら返り討ちにあいました。なんといっても先ず太鼓の迫力。音楽やコンサートに適しているはずの公会堂のホールが太鼓の音に反応して振動するほどの力でした。当然私はひ弱な文化人ですからその圧倒的な太鼓の力に圧迫されて途中で倒れてしまうかと思いました。あまりに力強い演奏は意識を肉体から切り離してより純度の高い部分での心の共鳴を果たせるのだと感じました。

1、三宅
2、風祭
3、光野
4、川の流れ
5、阿修羅
休憩
6、Untitled
7、己に添う
8、青猪
9、ひかり
10、神鳴
11、謳歌
アンコール てんてこ舞い

風祭などお祭りを表現したような明るい曲はとにかくメンバーが何人も出てきて楽しく演奏し、知らず知らず自分の口元が緩んでしまいます。やはり音楽とは人類が生み出した最も感情が表れるところですから、演奏者のメンバーが楽しんでいればそれが太鼓の音を通して観客にも伝わってくるわけであります。また、打楽器という人類初の楽器と原理は同じものですからその感情の伝わり方も実にストレートなわけです。
対して三宅や光野といった静かな曲調では演奏者の緊張がこちらにも伝わってきて息をするのも難しくなるくらいの張り詰めた空気があたりに広がりました。強くたたかれる太鼓の音色、その余韻、静寂、これが言いようのない感覚へと誘い緊張の世界に閉じ込められてしまうわけですね。
休憩がなければ演奏者だけでなく観客までもが倒れてしまうと思えるほど、原点に戻った音楽の力は強いのだと感じました。
またどうして生きることやいのちをテーマにした演奏会なのにタイトルが七転八倒なのかと友人と話していたのですけれど、理由には彼らの受けた衝撃がやはりあったのです。震災の後チャリティー活動を続けた太鼓部は、被災地で自分たちの無力さをあまりにも目の当たりにしてしまったのです。そして簡単に七転び八起きができないと感じてしまったからこそ、今はまだ七転八倒なのだと決心したわけなのでしょう。

今回のコンサートの詳細
http://subsite.icu.ac.jp/org/icuwadaiko/12Project/Home.html

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