スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

尾形光琳 紅白梅図屏風についての考察

この間新聞に面白い記事が載っていたのでちょっと書いて見ました。

CGによる「紅白梅図屏風」の復元想定図(中井泉・東京理科大教授提供)
PN2011121601002163.jpg
江戸時代中期の画家、尾形光琳の代表作で、技法などが論議を呼んできた国宝「紅白梅図屏風」に関する研究会が、16日、作品を所蔵する静岡県熱海市のMOA美術館で開かれ、中央の流水部分は、銀箔を硫化させて表現したとする科学調査結果が発表された。
結晶の並び方を分析するエックス線回折法などで、10月に中井泉・東京理科大教授が調査し、流水部分から銀箔、硫黄などが検出された。銀箔の上に、何らかの素材でマスキングする形で文様風の流水を描き、地の部分は、硫黄粉をまき、黒く硫化させたと推測されるという。文様風の部分が茶色く見えるのは硫化や酸化などのためで、本来は銀色だったはずと中井教授は推定している。
(2011年12月17日02時11分 読売新聞)


紅白梅図屏風と言ったら教科書にも乗ってるレベルですからたぶん知らない人はいないと思いますが、新聞によれば私たちの知るところの作品は本来の姿とは違うということの証明になるわけですね。
私たちが知るところの紅白梅は全体が黄金色に近い黄色を基調とした美しい屏風ですが、CGで再現された作品は川の流れを表した部分が銀粉と判明したことによりもっとはっきりと強調されて渦が表現されています。
私が習っていた芸術学の先生にお伺いしたときにはまだ金粉なのか銀粉なのかがよくわからないとの事でしたからこの研究は私にとっても非常にうれしいものです。
尾形光琳は1658年から1716年を生きた人で、彼の作風は後世に大きな影響を与えました。琳派と呼ばれるその後に絵画作風の根幹となったのが彼ですね。
八橋蒔絵硯箱(東京国立博物館)に見られる材料の使い方に非常に精通した人で、その発想もかなり奇抜です。中でも超有名な、もう知らなかったら恥ずかしいくらいの燕子花図屏風(根津美術館)ではどうしてかよくわかりませんが型紙を使用しているのですよね。型紙は要するに年賀はがきとかで使う文字の部分が切り抜かれていて上からスポンジとかでぽんぽん色をつけると文字がきれいに写るようなもの。
紅白梅図屏風は彼が宝永6月に帰京した後の作品だと考えられていますが、確かに光琳にしては落ち着いた作品だと感じていました。それが300年ほど前は結構派手だったのでやっぱりそうだよなと納得するところがありますね
現在の紅白梅図屏風
ogatko_11.jpg
燕子花図屏風
kakitsubata6.jpg

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

幽玄

Author:幽玄

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
227位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
16位
アクセスランキングを見る>>
フリーエリア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。