サラ・ブライトマン ウィーンコンサート 私の好きな歌手 心ときめかせ


Sarah Brightman - Live In Vienna(サラ・ブライトマン ウィーンにて)
1. Pie Jesu
2. Fleurs du Mal
3. Symphony
4. Sanvean
5. Canto della Terra (With Alessandro Safina)
6: Sarai Qui (With Alessandro Safina)
7. Attesa
8. I Will Be With You (With Chris Thompson)
9. Storia d'Amore
10. Pasión (With Fernando Lima)
11. Running
12. Let it Rain
13. The Phantom of The Opera (With Chris Thompson)
14. Time To Say Goodbye
15. Ave Maria

-初めに-
今回は気楽に行きましょう。私にはこの歌手、という人がいるでしょうか。先日偶々原宿に用があって行ったら、丁度ヤマピーのコンサートだったらしくて、大変な混雑に巻き込まれてしまいました。
人間には色々なエネルギーが詰っていると思いますが、社会が不安定ななか、日本全体が右肩下がりしているように感じられていた今、若者にはまだこれだけの衝動があるのだと、感心しました。そういえば、AKBの前田敦子が引退するときも、大変な盛況ぶりだったことは記憶に新しいです。アイドルの細分化が起きていると考えている私ですが、それでも今のアイドル像はあっちゃんが相応しいのかも知れません。これだけの人と力と金が動くのですから、やはり影響力は相当なもの。まだ日本にもそうしたエネルギーがあるのだと実感します。
そうしたこの人になら、お金も時間も割けるというような人がいるでしょうか。別に人じゃなくてもよいのです。音楽にしろ、美術にしろ、文学にしろ、スポーツにしろ、やはり何かに熱中できるというのは、私は良いことなのだと思います。
仏教的な考えでは、執着というのは、すでに心がよろしくない状態であると考えます。でも全員が全員無我の境地に達したら世界は成り立たないですよね、現実問題として。確かに執着は、あまりに度が過ぎると他人に不快感を与えます。私だけのものという占有観が強くなると、他のその事物が好きな人へ対して否定的になってしまうのです。ですから、そこまで我を押し通すことも考え物ですが、何かに熱中し、その楽しさを他人と共有できるという喜びは、人間の尊厳だと私は思います。

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三年ほど前になるかも知れません。NHKのドラマ『坂の上の雲』のエンディングを美しい声で閉めたのは、もちろんサラ・ブライトマン。坂の上の雲の余談をしますと、先日やっとこさ司馬遼太郎の坂の上の雲を読み終えました。それについての論文もまた書くつもりです。私の友人は「坂の上の雲は、年々エンディングが悪化している」と言っていましたが、私は森さんも好きです。
さて、それ以前から私はサラ・ブライトマンが大好きでした。丁度タイムトゥセイグッバイが何かで大ヒットした際に知ったと記憶しています。それ以降彼女のCDをいくつか買って楽しみました。
「世界でいちばん美しい歌がある」というフレーズのもと、日本でも一大ブームになったのではないでしょうか。コンサートの映像がアップされていたので、今回は知らない人もコンサートを見ることによってその良さがわかるのではないかと思い、この記事を書きました。知っている人は、私と一所に楽しみましょう。
1.Pie Jesuから始まるコンサート。いきなりこの広い聖堂のなかを、彼女の美しく高い声が響き渡ります。はっと、私たちは心を掴まれてしまうのです。途中で浮かび上がる石造がちょっと怖い。
よくわからないですが、日本の何かしらのテレビ番組で放送されたものでしょう。日本語の字幕が付いていて大変わかりやすい。
2. Fleurs du Mal、一曲めの静寂を破るようにして始まった情熱的な曲。クラシックとロックを掛け合わせたような曲は、やはり彼女以外に歌える歌手はいません。狭い聖堂がコンサート会場になっていますから、彼女も色々歩き回らなくてはいけない。ちょっと変則的ですが、それなりに面白い演出をしています。
3. Symphony私の大好きな曲です。晴れやかに伸び上がるすがすがしさがすばらしいです。
4. Sanvean、朝もやのなかの静かな湖水にたたずんでいる空気がふっと流れてくるような曲です。こうした声が美しい歌手はそういませんから、彼女だけが歌えるような曲といってもいいでしょう。
5. Canto della Terra (With Alessandro Safina)アレクサンドロ・サッフィーニとともに歌うCanto della Terra 。さすがにサラが選ぶだけあって、物凄く明朗な声のテノールです。二人向き合って声を張り上げる部分はすさまじい。それでいて全く無理をしているという感じはしない。余裕のうちにこの声量。歌手という職業のなんたるかを教えてくれます。仮にも歌い手という名が冠されているのですから。
6: Sarai Qui (With Alessandro Safina)私の大好きな曲。静かに始まりますが、次第に熱くなってきます。男女の恋のように、それぞれがあいてへ心を投げかけ、それが次第に熱くなっていく。実に感動的な歌です。歌のなかに一つの完成した物語がある。
7. Attesa、恋のように熱く燃え上がる歌を歌い上げた後は、名曲をしめやかに歌います。彼女の高域の歌声が堪能できる綺麗な曲です。
8. I Will Be With You (With Chris Thompson)クリス・トンプソンとともに。クリスはロックの出身ですかね。アレクサンドロとはまったく歌い方が異なります。しかし、クリスもサラと相性がよいのですよね。この曲も恋を描いたもの。重なるように男女の歌がお互いの言葉をつないでいくのが何とも美しい。伸びやかさがまた、若い恋の気持ちを代弁しているようです。
9. Storia d'Amore、50歳を超えているとはとても信じられない清涼な歌声。天使のように高く響きわたる、ことの旋律のような声とともに、フルートのような滑らかさをもっている彼女の歌声は、こういう静かで伸びやかな曲に向いています。
10. Pasión (With Fernando Lima)フェルナンド・ライムとともに。高域が得意な歌手です。二人の高い音域の歌声は、それ自体がなにか神秘的な力を有しているような感じがします。
11. Running木星の有名なメロディーから始まる曲。ライトがオレンジに一変し、情熱的なビートが始まります。曲の始まりを合図するかのような彼女の叫び声は人間の声とは思えないほどです。彼女のすばらしいところは、クラシックのような曲ばかりではなく、こうしたポップスの要素が多分にある曲も歌い上げることができる部分だと思います。クラシックは私も大好きなのですが、やはりそれだけでは面白くない。さまざまな分野を歌いこなすことが出来る彼女は、ライブにおいて最も全体の流れというものを劇的に変化させ続けることが出来るのです。だから観客は飽きない。次にどんな曲を歌うのかと期待するのです。
12. Let it Rain、有名な曲だと思います。熱い曲を歌った後はきちんと冷ます。ただ完全に冷ましてしまうのではなくて、しめやかさのなかでも割とテンポの速い曲です。
13. The Phantom of The Opera (With Chris Thompson)そろそろフィナーレということもあって、CDでもトップを飾るオペラ座の怪人の曲を、クリスとともに熱唱。最初から力強い曲ですが、最後にちかづくにつれ二人とも大変なことになります。特に最後のサラがこれまでかと叫び続けるのは怖いです。この高さを維持しつづけ、さらにさらに高域へと突入していく。大丈夫なのかと観客が心配になってしまうほど。あまりの興奮に、私たちも曲が終わるとはっと息をつけます。
14. Time To Say Goodbye最後を飾るに相応しい、彼女の代表曲。タイムトゥセイグッバイ。もとから彼女の曲ですから、やはり彼女以外にこの歌が相応しい歌手はいません。一時間以上歌ってきて、最後にこの曲をもってくるというのは、やはり彼女も思うところが多いのでしょう。
15. Ave Mariaもう一曲歌って欲しいという観客の心をよくわかっていらっしゃる。聖堂で歌わせてもらったお礼かも知れません。ほとんど音楽がいらないほどに、彼女の歌声はそれだけで完成されています。有終の美を飾るに適した曲です。

一時間ちょっとも長いと感じているようでは、大分忙しさがあなたを襲っているかもしれません。たまにはゆっくりと、パソコンですが、音楽を鑑賞してみるのもよいのではないでしょうか。

駒澤大学吹奏楽部 Summer Concert 2012 感想とレビュー 駒大の顔、吹奏楽部の演奏に聞惚れる

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先日6月17日に「駒澤大学吹奏楽部 Summer Concert 2012」に行って来ました。今回は1部2部と分かれての演奏です。
第1部はポップスステージとして“KOMAZAWA EXCITING HOUR”、客演指揮に真島俊夫、客演奏者にエリック宮城を迎えての演奏です。曲目は
1、オーメンズ・オブ・ラブ
作曲 和泉宏隆 /編曲 真島俊夫
2、Theme from“ROCKY"(Fanfare&Gonna Fly Now)(吹奏楽版初演)
作曲 Bill Conti /編曲 エリック宮城
3、ミスティー
作曲 Erroll Garner /編曲 真島俊夫
4、Gelato con Caffe

第2部はステージマーチングショウとして“Playback of Ster's Music"~輝かしき青春のメロディー~
心の旅、いい日旅立ち、セーラー服を脱がさないで、など昭和の名曲から、モーニング娘、AKB48、エグザイルなどからも有名なナンバーが演奏されました。

第一部では、真島さんの紳士的な音楽と、エリックさんの力強いトランペットの演奏が対比的でした。エリックさんは子どもをそのまま大人にしたような方で、技術もすばらしいのですが、存在感も偉大。駒大の部員たちの心を良く掴んでいました。私の友人がトランペット奏者の一人として出ているのですが、エリックさんと同じ舞台に立てたことを非常に喜んでいました。
曲目は全体的に真島さんのおじさまな雰囲気の漂うポップス調のものが多かったです。苦いスプレッソコーヒーを飲んでいるような喫茶店での時間を過ごしているような感覚です。しかし、ちょっと甘い香りがしたり、時にはエリックさんのトランペットがシナモンのようにきいたりするといった具合です。駒大の吹奏楽のメンバーも落ち着いて、伸びやかに演奏していました。

しかし、一転。第二部になると、先ず団長の号令が幕のうちから聞こえてきました。いよいよ始まるぞという興奮と共に、幕がさっと開く。真っ青なライトを後ろから受けて、白と青の光のなかから漂ってきた緊張はこちらを興奮させました。観客が唾を飲む音が聞こえました。
そうして有名なナンバーを披露。日体大に勝るとも劣らない集団行動を、演奏しながらこなすという器用さには驚嘆しました。後でメンバーの一人でもある友人に聞いたのですが、本人たちもはらはらしながら行っていたとか。見ている私もぶつからないかなとか心配していました。

二時間強の演奏時間で、二つの異なった演奏を聴くことが出来る駒澤大学吹奏楽部のサマーコンサート。小さな子ども、高校生からおじいさんおばあさんまで楽しめる演奏となっています。とても厳しい練習を続けてきた団員たちですが、演奏時はその持ち余った元気さを私たちに与えてくれます。今度の演奏会は冬の公演です。冬はしとやかにクラシックの演奏となります。

尾崎紀世彦 名曲で彼を偲ぶ 昭和の歌い手がまた一人逝った

昨日5月31日歌手の尾崎紀世彦さんが他界なされました。ご冥福を祈ります。
尾崎さんはそのあるれでる力強い歌声で広く愛されました。口ひげ、もみ上げ、声量でいったら他の歌手の追随を許しません。私はどうも平成生まれにもかかわらず、最近の音楽のよさがわかりません。完全に時代錯誤の感があります。なぜでしょうか。
私にとって男性女性アイドルが歌っているのを見ても聞いてもちっともいいと思えないのです。私が感動するのはいつも昭和の歌手でした。美空ひばりをはじめ、男性歌手で言ったら布施明、松崎しげる、尾崎紀世彦などです。
私はいわゆる熱傷系が好きなのですね。だからこのごろの音楽はどうも軽くてかなわないといったところです。
尾崎さんの話に戻しますが、彼はハーフですから非常にダンディですよね。若いことは非常にもてました。おじさんになっても彼ほどかっこよい人間はいなかったのではないでしょうか。特徴はいくつもありますが、歌い方は毎回テレビに出るたびに変えているというのが特徴です。動画サイトなどで聞き比べるとおもしろいですよ。
またなんといっても彼の声量はすばらしいものです。皆口々に尾崎が本気を出したらガラスが割れるとかマイクが壊れるとかいっていました。布施さん、松崎さんとともに声量のすごい歌手ですが、最も安定感があるのはやはり尾崎さんでした。
先日亡くなった吉田秀和さんや新藤兼人さんともに芸術を深く愛し、類を見ない功績を残した人物です。また昭和の歌手が逝ってしまったことは本当に残念でなりません。がんだったとはちっとも知りませんでした。
今回は彼の名曲とともに、その歌声のすばらしさを味わいながらその喪失を悼みましょう。

また会う日まで

ラブ・ミー・トウナイト

この胸のときめきを

ゴットファーザー・愛のテーマ


ヴラダン・コチ 震災被災地支援コンサート ~震災から1年 プラハより希望の調べ~ 最高のチェロ体験

去る3月27日に武蔵野公会堂にてヴラダン・コチさんのチェロの演奏を聴いてきました。
被災地のためのコンサートということで、この収益金はコチさんを被災地へと送り出すためのものだそうです。
武蔵野公会堂は小さいホールですし、このコンサートも規模の小さいものです。しかし、席も自由席ということでかぶりつきに座ることが出来ました。コチさんはプラハのチェリスト。いい中年のおじさんなはずなのに何故か髪がとてもさらされしていて、登場のたびに美しいブロンドの髪が風になびいていました。かなり背の高いかたです。かぶりつきからだとまるで見上げるようになりました。

出演者
チェロ ヴラダン・コチ
ヴァイオリン ルツィエ・コチ
ピアノ 有吉英奈
女性合唱(指揮、古橋富士雄) レガーロ東京
プログラム
J,S,バッハ 無伴奏チェロ組曲ト長調 プレリュード
昼の部
秋ー相聞
どこかで春が~春~
夏は来ぬ~夏~
村祭り~秋~
冬景色~冬~
夜の部
揺舞
南部牛追唄
箱根八里
てぃんさぐぬ花&谷茶前節
赤とんぼ
ゴーシュ弾く
休憩
J,S,バッハ G線上のアリア
A,ドヴォルザーク ピアノ三重奏「ドゥムキー」1~6楽章
女声合唱とチェロ、ヴァイオリンのための「つぶてソング」抜粋

私個人としてはコチさんのチェロだけでもよかったのですが、時間の配分で半分ほどを合唱の方々持っていかれたのが少し残念です。合唱もとてもすばらしかったのですが、チェロをもう少し聞かせてくれという思いがありました。
バッハのプレリュードはいきなり目の前で演奏が行われるのですから非常に感動しました。すぐ近く、34メートルの離れていないところであの低音の魅力が体の隅々まで駆け巡ります。
コチさんの息遣いまで聞こえてきて、まるで隣で弾いているような感じ。これはこれでその後行ったフルオーケストラの迫力とは違ったものが味わえました。フルオケがマクロの世界だとしてダイナミックさや迫力を楽しむのだとしたら、今回の演奏はミクロの世界。非常に繊細で演奏者の意識を共有できるような世界なのです。
最初予定していたドヴォルザークのパッサカリアをやめ、その代わりに一部だったドゥムキーを全楽章演奏することになりました。後半は娘さんのバイオリニスト、ルツィエさんも登場。真っ白な肌のとても美しい方で、はっと息を呑んでしまいました。
最後は合唱のメンバーも出てきて観客と皆で「故郷」です。これは数日後のオーケストラの日でも最後にフルオーケストラによる故郷を歌いとても気持ちよかったのですが、どこでもこうして故郷を歌わされるというのはなんだかなとも思います。
今頃コチ親子は被災地での公演を行っていることでしょう。チェロの音色が少しでも被災した方々の心を癒せたらと思います。
これと同じですね。チェロを演奏しているのがコチさんです。


オーケストラの日 2012 感想とレビュー 音楽に癒されて

http://www.orchestra.or.jp/orchestraday2012/
3月31日は何の日でしょうか?そんな質問から始まったオーケストラの日2012。
答えは耳に一番、耳にいい日だということで毎年この日に必ず行うとのことです。
この日は一日中上野の東京文化会館で祭典を行っていて、主に子供のために行われているようですが、夜のコンサートは趣が変わり大人の雰囲気に。様々なオーケストラからメンバーが集まるおそらく東京で最も大きな音楽の祭典は、楽器体験や指揮体験、様々な見世物が私たちの心を躍らせます。
NHK交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、新日本フィルハーモニー、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京都交響楽団、東京ニューシティ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、読売日本交響楽団、という13オーケストラからの大編成。最大編成時には111人によるまさしくフルオーケストラと呼べる大人数で迫力満載の音楽体験ができるのです。
曲目
第一部
4オーケストラによる夢のリレーコンサート
ヴィヴァルディ、ヴァイオリン協奏曲集、作品8から「四季」
「春」
大谷康子&東京交響楽団メンバー
「夏」
石田泰尚&神奈川フィルハーモニー管弦楽団メンバー
「秋」
山本友重&東京都交響楽団メンバー
「冬」
木野雅之&日本フィルハーモニー交響楽団メンバー
休憩
第二部
オーケストラの日祝祭管弦楽団による渾身の演奏
指揮、梅田俊明
コンマス、豊島泰嗣
ピアノ、館野泉
ジョン・ウィリアムズ 映画「スター・ウォーズ」メインタイトル
吉松隆 大河ドラマ「平清盛」テーマ音楽
ビゼー 「アルルの女」からメヌエット&ファランドール
ヨハン・シュトラウス ポルカ「狩り」
マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ホルスト 組曲「惑星」作品32から「木星」

先ず曲目を見てもわかると思うのですが、豪華絢爛という言葉を具現化したようです。第一部は4つのオケが順繰りに春夏秋冬を演奏します。大谷さん、石田さん、山本さん、木野さんともに音楽界では有名な方ばかり。まるで腕を競うように四人による激しく、かつ繊細な死闘が繰り広げられます。皆さんそれぞれ非常に個性的で、石田さんは「夏をどのように演奏されるのですか」という問いに男は黙ってといった感じで夏らしく夏らしくと答えていました。木野さんはとても太った方で皆驚いたのですが、司会の質問に技術的な問題を詳しく解説しながらも最後に「僕は暑いのは苦手ですから」との答えに会場は爆笑でした。とても上手かったです。
第二部は第一部とは打って変わって100人を超えるという莫大なオーケストラ。これでもかこれでもかという具合に詰め込んだ結果ですね。これは東京文化会館ぐらいの世界級の大ホールでないと先ず実現できません。
いきなりスター・ウォーズのメインテーマ。私にとってスターウォーズはからだの一部のようなものですから、バーンババババーンと演奏が始まった瞬間に涙が溢れてしまいました。このメインテーマは今で言うエピソードⅣにあたるわけなのですが、あの頭上を通過していくスターデストロイヤーがレイア姫を乗せたタンティブⅣを追いかけていく時の音楽ですね。私は脳裏に映画を思い浮かべながらずっと興奮しぱなっしでした。
平清盛のテーマは館野さんのピアノ伴奏つき。彼は脳梗塞で倒れてから右半身がマヒして左手だけで弾くピアニストとして有名です。でも館野さん、たったこの一曲だけで退場。えええと思いました。実際本人も、「いかんせん短すぎる、僕はもっとひきたいのにな」とこぼしていました。もっと館野さんにピアノを弾かせてあげてください。私からのお願いです。
そして最後は地球の何倍もあるという木星。「皆さん木星の大きさは地球の何倍かわかりますか」という自問自答したのち「とまったく検討の付かないところで演奏です」と司会者はなかなかの笑いのスキルを持った方でした。
木星ジュピターには快楽の神という意味があり、この演奏はその快楽に身をゆだねるというレベルの演奏でした。普通こんなにおおきなオーケストラだとまとまるのが難しいのです。いくら各オケの先鋭が揃っているとはいえ、人数が集まれば演奏にはずれが生じ、成功することは難しい。しかし梅田さんはやってくれました。指揮者も演奏者も気が気じゃないほどの努力をしたのではないでしょうか。是非来年も行きたいコンサートです。


プロフィール

幽玄

Author:幽玄

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